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QFieldSyncプラグイン

QFieldSyncプラグインはQFieldで使えるようにQGISプロジェクトを準備しパッケージ作成するのに役に立ちます。

QFieldSyncは、次の自動化によりプロジェクトを準備するのをサポートします。

  • プロジェクトのセットアップに必要な手順 (例、 移動可能なプロジェクト)
  • 一枚のラスタレイヤーもしくはマップテーマによって定義されたスタイルからのベースマップの生成
  • オフライン編集機能の構成と変更内容の同期

ワークフロー

プロセスの概要を簡単に説明するために、一般的な手順のリストを以下に示します。

  1. QFieldパッケージを生成します。これは別のフォルダーにある作業用のコピーです。
  2. QFieldパッケージを対象のデバイスにコピーします。
  3. フィールドにデータ収集に行きましょう。
  4. 更新したデータをデスクトップマシンにコピーして戻します。
  5. 更新したデータをデータベースもしくはファイルと同期します。

インストール

QGISでプラグインライブラリを開いて、 qfield sync と検索します。リストの中のプラグインを選択し、 インストール をクリックします。

../_images/qfield-sync_install1.png

構成

プロジェクトの構成は、.qgsプロジェクトのマスターファイルに保存されます。 これにより、プロジェクトを一度事前設定すれば、繰り返し使用することができます。

../_images/qfield-sync_configmenu1.png

レイヤーの構成

../_images/qfield-sync_config1.png

プロジェクトの構成ダイアログでは、 アクション は個別のレイヤーごとに定義できます。レイヤーの種類によって異なるアクションを使用できます。

コピー
レイヤーがパッケージのフォルダー内にコピーされます。これはファイルベースのレイヤーに対してのみ使用できます。
何もしない
そのレイヤーのデータソースに対しては何も変更しません。これはWMS、WFSやPostGISなどの非ファイルベースのレイヤーに対してのみ使用できます。
オフライン編集
レイヤーの作業用コピーがパッケージフォルダーにコピーされます。 作業中にパッケージ化されたプロジェクトで行われたすべての変更は、ログとして記録されます。 変更内容をのちに同期する際は、このログが再生され、すべての変更がメインデータベースにも適用されます。 競合することはありません。
削除
そのレイヤーは作業用のコピーからは削除されます。レイヤーがベースマップとして使われていたりする際にとても便利な機能で、パッケージ後のプロジェクト上でそのレイヤが表示されることはありません。

ベースマップの構成

ベースマップは、パッケージ化されたプロジェクトファイルの一番下のレイヤーとして追加されるラスターレイヤーです。

ベースマップオプションが有効になっている場合、プロジェクトがパッケージ化されるたびにベースマップがレンダリングされます。 関心のあるエリアーレンダリングされる範囲ーは、パッケージング時に選択されます。

ベースマップには2つのソースがあります。

レイヤー
ラスターレイヤーです。これはWMSのようなオンラインのレイヤーをオフライン用にコピーする際や、ECWとMrSIDのようなサポートされていないレイヤーを作業用コピーとして扱いたい場合などに役に立ちます。
マップテーマ
マップテーマです。これはスタイル設定されたいくつかのレイヤを組み合わせてベースマップを生成する際に役に立ちます。これらのレイヤーは、作業パッケージから削除でき、デバイスでレンダリングする必要はありません。 これにより、デバイスのディスク容量とバッテリーを節約できます。

タイルサイズは空間解像度を定義し、 ピクセルごとの地図単位の数を決定します。 マップキャンバスのCRSの単位がメートルで、タイルサイズが1に設定されている場合、各ラスターのピクセルの空間範囲は1 x 1 mになり、1000に設定されている場合、各ラスターピクセルの空間範囲は1 km2になります。

オフライン編集の構成

もし 対象領域の地物のみを同期 がチェックされている場合、地図キャンパスの対象の領域内に含まれる地物のみがオフライン編集用の作業コピーにコピーされます。

QField用にパッケージする

プロジェクトの構成が終わったら、1つのフォルダ内にパッケージします。このフォルダーには .qgsファイルや使用されるデータが含まれます。

../_images/qfield-sync_package3.png

フォルダーをデバイスにコピーします。QFieldを起動し、プロジェクトを開いて、データ収集を開始してください。

また、QGISの通常の名前を付けて保存を使用してQGISプロジェクトを保存することも忘れないでください。変更内容を同期するときに後でそのプロジェクトを開く必要があります。

QFieldからの同期

収集した内容を同期する場合は、QGISでプロジェクト(通常の名前を付けて保存から保存したプロジェクトファイル)を再度開きます。

プロジェクトフォルダをデバイスからコンピュータにコピーをし、 QFieldから同期する メニューを使って、更新内容をポータブルプロジェクトからメインプロジェクトに同期します。

../_images/qfield-sync_sync1.png

データの同期は、必ず一度だけ行ってください。つまり、再度データを収集しに行く場合は、後々の同期問題(重複など)を避けるために、事前に新しい QField パッケージを作成しておく必要があります。